食戟(チンパンとソルダートJくんによるお料理対決)は、お互い交互にテーマとなる料理を出し合って野外でクッキングし、
「ひとくちちょうだい」
によりそれぞれの料理の出来栄えを評価し合う、と言う真剣勝負です。
ラーメン対決ではドロー
スウィーツ対決ではチンパンの不戦勝
そしてこの度の食戟は、Jくんの出題でチャーハン対決となりました。
Jくんはこの日のためにユニフレームのちびパンを買う周到ぶり。
食戟会場は、僕らも飽きてきたんでたまには村上方面行かね?ついでに釣りしね?って事で岩船方面に来ましたよ。
いい感じの東屋があったので、ここを決戦の場とする!
片方はきったない感じだったので
もう片方でクッキングしよう。
では…
ソルダートJ!往くわよっ!
まずは、スキレットを熱して油を敷いて卵をビャッと炒めたら、一旦フィールド外に除外し、玉ねぎを雑に斬るわ。
お野菜はアジトでカット(韻)して来てもいいけれど、現地で切ると鮮度を保てるし野外料理感が出て楽しいわね。
牛の乳のパックはまな板代わりにつかって、そのままポイー出来るから便利よ。
お次は冷凍エビの皮を剝いて、小さくカット。そう。アタシが今日作るのは、ガーリックエビチャーハンよ!
ちょっと指の匂いをテイスティングするわね。
クンクン…
くっせえくっせえくっせえわ!!
アタシね、こう見えて潔癖なところがあるのよ。このくっせえ指をバイクのグローブに入れると思うとゾッとするわ。除菌シートはマストバイよ。拭いても拭いてもくっせえんだけどね…
ソルダートJくんはどんなチャーハンを作るのかしら?
えっ、ちょっとまってwアンタwそれはなによ!?
左 水洗いしてきたというごはん
中央 キムチ&納豆《超発酵!国を越えた絆!》
右 溶き卵
この娘、全部ズィップロッに入れてきたわよw
ごはんはまあ、分からなくはないかしら。普通は炒める直前に水洗いするモンだと思うけれどねwじゃないとベチャベチャになって逆効果じゃ無いかしら。
溶き卵…も、卵ケースが無かったならしょうがないわね。アタシなら卵をティッシュとかで包んで持ってくるけど。
問題は超発酵の方よ。その癖の強い食材を混ぜて持ってくるかしら!?それこそ分けてズィップロッするべきだと思ったけどねえ。まあ、アタシも他人にとやかく言えるほど料理上手じゃ無いからなんとも言えないけど。
現時点では本人は自信満々なところが更に爆笑ポイントよwww
ラードを入れるようね。これについては同意だわ。アタシもラード使う…って!?
ちょっとアンタwそれはいくらなんでも入れ過ぎじゃないの!?w
ラードの湖出来てるわよw
ソルダートJ『ラードは多いほどうまくなる』
ほんとかしらw
そこに超発酵の絆とごはんを投入…って
中身に対してフライパンが小さ過ぎるw
もう今から出来上がりが楽しみだわねぇwww
アタシのチャーハンに戻るわ。
ガーリックスパイスソースをお好みで入れて、ニンニクの香ばしい香りがしてきたら
エビと玉ねぎを加えて火を通すの。
ん~~、この食欲を掻き立てる香り!ソソるわ〜。
アタシは玉ねぎにシャキシャキ食感が残ってるほうが好みね。エビに色がついたら
アジトでラードと和えておいたご飯をブチ込んで、用意しておいた練生姜、しょうゆ、ごま油、唐辛子の合わせ調味料を加えてチャーハンするわよ!
はい決勝戦突破。はい優勝確定。どう?J。アタシのチャーハンの香りは。アンタの納豆キムチチャーハンはできたの?
うわきったね(素
ごめんなさい、食材たち。Jに代わってアタシが謝るわ。きっとあなたたち(キムチと納豆)はここ(Jのフライパン)で出会うべきでは無かった。それぞれ別々の道でご飯と結ばれる事こそが、幸せになれる結末だったのよ…
アタシは出来たわよ、ガーリックエビチャーハン!仕上げに粗挽き黒こしょうをふりかけておあがりよ!
(´~`)モグモグ
うっめえうっめえうっめえわ!
具と呼べるものは玉ねぎとエビだけなのにこの完成度は、我ながら拍手喝采ものよ!
ハイボール呑みたいわー!でもJくんからの差し入れの赤き雄牛で我慢。
ゴクゴク🥃
エナドリはモンエナこそ至上ね。
……じゃJくん、ソレ。食べてみてちょうだい。
あら?そんなに悪くないのかしら。
見た目はチャーハンぽいけれど。
ひとくちちょうだい😊
(´~`)モグモグ
お゛っ!お゛ッ!?😱
ここここここ、これは……ソルダートJ、アンタ…これは…こっここここ
お゛ッ!!!😭
………なんとか飲み込めた…凄まじいわ。
『聖なる泉(レッドブル)枯れ果てし時 凄まじき料理(Jのチャーハン)雷の如く出で 太陽(胃)は闇に葬られん』
まさに、凄まじき料理、アルティメットチャーハンだわねぇw冗談抜きで言わせてもらうわ。この人生29年間で最も不味い料理はこれに決定。
例えるなら、使った食材の悪いところを集めて、ラードでギトギトご飯はベチャベチャ。食感ぬるぬる、納豆の臭さが激増し、おまけに焦げ臭さも加わり、まさにダークマター状態。
罰ゲームでも、もっとマシなもん出てくるわね。アタシは一口でギブアップ。このダークマターを完食したソルダートJには感動の涙を禁じ得なかったわ。アンタ凄いわ。その点については、感服したわよ。
Jくんが食後のコーヒーを入れてくれるみたい。
カップが熱くなるからフライパンで温める…やはり天才か。
今回の食戟、アタシの完全勝利だわね。そもそも香りの時点で勝敗ついてたもの。
この先の食戟でも負ける気がしないわ。それこそ禁断の調味料でも使われない限りね。
食戟では香味ペースト等入れるだけで美味しくなる調味料の使用はレギュレーション違反になるの。これは遵守していくわよ。
さあ、お腹も膨れたし、釣りにいこー。
メタルジグにイソメやらエビの尻尾をつけて
セイヤアアアア!
つれたよ!
ゴミが!
閉廷!
次回の食戟は、揚げ物対決の予定デース。